私の家族の長引くウツ病治療での、医療費節約の実体験をもとに、節約術をまとめてみます。
少なくとも自立支援医療だけでも申請しておけば、通常、支払う医療費は3分の1にできます。
年末調整や確定申告すれば、年間数万円の節税も可能です。
これらの方法は、たいてい、自分から調べて申請する必要があります。病院や役所からすすめられることは、ありませんでした。
うつ病治療の通院を始めて、数ヶ月、治療が長引きそうなので、自立支援医療 (精神通院医療) の申請をしました。
精神疾患にかかわる
医療費・薬代が通常3割負担のところが1割負担で済みます。一回の治療・薬代で6,000円ぐらいかかってたのが2000円程度で済んでします。
自立支援医療で、「重度かつ継続」と認定されると精神疾患に関する通院医療費、精神科デイケアや訪問看護費用の月の支払いが限度額(1万円など、収入に応じて)までとなります。
「重度かつ継続」と認定されていなくても、うつ病の症状が悪化いれば、認定されやすいので自立支援医療の再申請した方がよいです。
うつ病の治療が半年以上経ち、いっこうに改善できない、医療費がかさむので、障害者手帳の申請をしました。申請できる条件(初診日から6ヶ月以上通院)がそろったので。
精神者控除として
年間計5万4千円の税金支払い(所得税・住民税)の減額ができました。年末調整の時に障害者有りの申告をして、払いすぎた所得税については還付金として戻してもらってます。
4. 年間医療費10万円超えたら、確定申告して節税
精神疾患に限らず、病院にかかって支払った医療費が10万円超えたら、確定申告して、税金支払い(所得税・住民税)の減額してもらってます。
今年(2017年)あたりからはドラッグストアで買える
セルフメディケーション対象の市販薬も医療費に加算できますね。
医療費控除として
年間計2万円以上の税金支払い(所得税・住民税)の減額ができました。収入に応じて減額できる額の割合は違いますが、ざっくり言うと医療費の2割程度は減額できます。
確定申告は、税務署に郵送で申告できるます。私は自分で申告するのに慣れてきたので、税務署から郵送で申告書をもらい、郵送で送り返しています。申告書をもらう時は、
医療費控除を受ける旨を伝える必要があります。
また、申請時には
治療代・薬代の領収書が必要です。
5. 鬱病が重症化するなら、障害年金の請求検討
うつ病の症状が重く、長引くなら、障害年金を請求する手も考えています。請求が認められば、月あたり数万円の障害年金がもらえます。
一度、身内の親の精神疾患で、請求したことがありますが、入院なければならないほどの重い精神疾患(双極性障害)だったので、そちらは申請が通りました。
うつ病の症状が軽ければ、請求は認められにくいので、一度、社労士に相談しようかと考えています。